3人ぐらし日記

大人ふたりと子どもひとり

息子のお腹の調子が悪い

  今朝は快調だった。濃いのをもっさりしておろしたてのロンパースとシーツを汚すくらいだった。だが午後、出かけている最中にぶりゅぶりゅとゆるめの音がした。嫌な予感がして、お散歩先のベビーザらスで使い捨てオムツ替えシートを急遽買い、休憩室で確認するとかつてない大惨事が起きていた。たぶん、下痢。

  足のわきから漏れて、いとこのお下がりの服と抱っこ紐まで被害を受けていた。たまにはスタバでフラペチーノでも決めようという目論見は崩れ去った。初めて持ち歩いていた着替えが役に立った。

  とりあえずオムツと服を替え、抱っこ紐の汚れた部分を除菌シートで拭いて(効果は不明だが)、帰宅。服から抱っこ紐からあらゆるものを洗濯機に入れて回し、便利だなぁと思いながら干した。こんな惨事を起こした割にご機嫌な息子。

  でもしばらくするとうんうん唸りだし、オムツに黄色いゼリーを大量に出した。とてもデジャヴ。これ、先週見たやつだ。そこから急に機嫌が悪くなり、大号泣し始めた。絶叫というか、空気がビリビリなるかんじの耳をつんざくような泣き声。お腹が痛いのだろうか。

  抱っこしてもなかなか泣き止まず、早めのお風呂にする。湯船は大変そうなので今日も沐浴。前回から学習して、蛇口の周りも触っていいようにきれいにした。お風呂に入り、体が温まってお腹も楽になったのか、はたまた気分が変わったのか泣き止んだ。

  先週もらったビオフェルミンを飲ませる。いやそうな顔をするけど、前より抵抗しない。授乳したらすぐに寝落ちたので布団へ。でもすぐ目を覚ましてギャン泣きする。先週と一緒だ。ぶりかえしたかな。またしばらく様子見だ。

初めてのお泊りと病院

  昨日おとといと義姉の家で初めてお泊まりした。

  駅までお迎えにきてもらい、昔の姪甥のベビーカーに息子を乗せてもらった。初めてのベビーカーで「なんだこれは」という顔をしていた。親戚の家は今年新築したばかりでとてもきれいだった。

  小学生に上がったばかりの姪はお世話したくて仕方ないようで、かわいいと言って構い倒し。息子はびっくりしていたので、私が姪の気を適当にそらして、息子は義姉に見ていてもらった。早起きな姪は我々の部屋にまで来て息子に話しかけて起こしていた。元気だ…。

  3歳の甥は無力な赤ちゃんにどう構ったらいいかわからなさそうで、私に一緒に遊ぶよう要求してきた。義姉が息子をずっと抱っこしているのに気づくと「ママ抱っこ」と割り込んでいて、まだまだママっ子で妬いちゃうんだなと思った。

  元保育士の義姉は子供の相手には慣れていたのだろうけど、元気っ子2人の相手をして四六時中追われるのはそれなりにストレスがたまるのだろうなと苦労を垣間見た。夫も仕事で中々帰らず、ワンオペ育児は大変だ。赤ちゃん連れでも、大人と会話できるのは大きいのだろう。私も姪甥と遊ぶのは楽しかった。

 

  さて、今日は午後に息子がびしゃびしゃの下痢とにゅるりとしたゼリー状のうんちをした。色は黄色だし機嫌は悪くなかったが、母乳の飲みが悪かったので、病院に連れて行った。

  お腹が少しゴロゴロしていて、大腸の風邪という診断だった。ゼリーは腸の粘膜でいっぱいうんちをすると出やすいらしい。今のところ熱もないので、脱水に気をつけつつ整腸剤を飲んで様子見となった。

   病院から帰ると機嫌が悪くなってきた。久しぶりお風呂でなく沐浴にしたが、準備のために離れるとギャン泣き。洗面台に入れると、今まで手が届かなくて掃除していない部分にまで手を伸ばしていた。もっと隅々きれいにしないといけなかったなと思った。

   ぐずぐずしながら母乳を飲ませ、ようやく寝かしつけた。明日には良くなっているといいのだが。

コミュ力をあげるには子供を装備するといい

 昨日、保健所に行って、息子の4か月健診を受けてきた。道中、行きも帰りもバスで乗り合わせたマダムから「かわいいわねー」と声をかけていただき、つくづく子供は世界を平和にするなと思った。地域柄もあるのかもしれないが。

 受付開始時間ちょうどくらいに着いたのだが、すでに10人以上並んでいた。時間はたっぷりあるので、ここぞとばかりに隣のお母さんに声をかける。息子を装備して冒険に出るとコミュ力がぐーんと上がる。

 そのお母さんは大きめの女の子を抱えていて、どうやら出産時から大きかったようだ。へその緒が4重に巻き付いていて緊急帝王切開だったと言っていたから、大変だったろう。今はすっかり元気で、こちらを見てにこっと笑いかけてくれた。一方、息子は抱っこひものベルトを一心不乱にちゅっちゅと吸っていて、これが男子と女子の差かと実感した。

 健診ではまず離乳食の話をされた。大人用の料理を作るのもめんどくさいのに離乳食も作らねばならぬのか。でも一人の時は出前ですませるが、夫がいるときは料理を作ろうという気になる。子供のためと思えば作れるのだろうか。作り置きして適度に売ってるのも混ぜよう。食べてもらえなかったら自分で食べよう。などと考え事をしているうちに終わった。

 続いて問診。ここぞとばかりに寝ぐずりや湿疹のことを聞きまくった。子供のこととなると質問が次々浮かぶ。とりあえず寝ぐずりは寝る時間を調整して、湿疹はよだれかぶれだろうから拭いた後に保湿するといいらしい。終わったらだいぶ抜かされていた。一緒に並んでいたお母さんの方が全然早く終わっていた。とても待った測定と診察では特に問題なく、すくすくと育っていることが分かった。よかった。絵本もらい、また出会ったマダムに息子をあやしてもらいながら帰った。

 

 

 昨日は何も言われなかったが、今日になって息子のタケノコの下部分が赤くなっていることに気がついた。とりあえずお尻ふきでふいて様子見。

子育てにも筋トレが必要

 人生で初めてひざを痛めた。

 

 ちゃぶ台とふとんの超低姿勢生活の我が家。ベビーベッドも使わずに抱っこ、ゆらゆら、しゃがんでふとんに置く、泣かれてふたたびゆらゆら抱っこ…を繰り返していたら、ついにしゃがむたびにひざが痛むようになった。人生初の形成外科通いである。

 学生時代の部活動も文化系ばかりだったので、病院(しかも形成外科)に通うなんて初めてだ。

 案の定おじいちゃんおばあちゃんでいっぱいだったが、思ったより若い人もいる。交通事故に遭ったとおぼしき高校生。筋トレのしすぎで痛めたのか、やたら姿勢がよくてスポーティなおじさん。受診前の自分の想像力がいかに貧弱だったか思い知った。

 

 診察の結果、両大腿なんちゃら筋炎と診断され、週に一度のリハビリと電気治療を始めた。

 電気治療はコードのついたパッドを貼って、電気を流す。本当にびりびりというかんじがして痛気持ちいい。ときどきスーパー銭湯で見かける電気風呂の局所版。

 リハビリでは理学療法士の指導の下、ストレッチと筋トレをする。歩いたり階段を上り下りしたりする様子を見られ、秒で「姿勢を維持する筋力と体幹の力が弱い」と見抜かれた。何年もスポーツという行為から遠ざかっている軟弱な体には、約5キロの赤子を抱える生活は重労働なのだ。

 

 指導のおかげか、受診前は手放せなかったサポーターも、最近では息子が活動的な昼間だけ着けていれば大丈夫になってきた。

 こうと分かっていれば妊娠前からスポーツを始めていたのに…と思ったが、そもそも子育てしなくても体を動かすことは必要だったのではないかと、かつての自分を恥じる今日この頃。

息子の寝入り方

 里帰り中はおっぱい、ゆらゆら抱っこで寝かせ、ふとんにそっと置いて背中スイッチ発動、ゆらゆら…を何クールか繰り返してやっと寝かせていた。自宅に戻ってからは完全に諦め、ふとんに置いてから寝かせる作戦に方針転換。寝かしつけがぐっと楽になった。

 興奮状態の息子をなだめるのが大変だが、ふとんに置いているから腕はつらくない。胸とんとん、おでこなでなで、横で寝たふりの合わせ技で段々動きが鈍くなってくる。たいへんにありがたい。願わくばこのままでいてほしい。

 

  でも寝入る時に、必ず反対側を向いていて寝落ちる顔が見られないことは少し残念だ。

出産ライフハック お手洗い編

 出産で一番想定外だったのは、会陰切開の痛みだ。息子は経膣分娩で生まれてきたが、子宮口が全開になる前にいきんでしまったせいでそもそも会陰が裂け、さらに会陰も切開したため結構縫われた。一か月くらいはお尻が痛くてまともに座れなかった。出産から二週間後の誕生日のプレゼントには、夫に円座クッションを頼んだくらいだ。

 出産直後の最大の難関はお手洗いだと思う。こんなにおしりが痛むのに、どうして力を入れられるのか。また裂けたらどうしてくれよう。初日は小ですら行く気になれなかった。

 それでも次第に排泄欲が出てきた。でも洋式トイレに座って出そうとすると痛くて、出なくなってしまう。立つと催す。座ると出ない。どうしよう。

 そこで、試しに立ってやってみることにした。便座をあげ、はねを最小限に抑えるため、やや中腰気味に。すると力をいれる場所が変わり、痛みが減った。出せる、出せるぞ。

 結局、入院中から退院後しばらくは立ちションスタイルがスムーズだった。もしかしたら傷の位置で違うのかもしれないが、自分としては大発見をした気分だった。1か月遅れて出産した義姉にも教えてあげようと思ったが、義姉は帝王切開したので結局この話はしなかった。先日、遊びに来た独身の友達に「参考にするから出産で気づいたことを教えて」と言われたのでこの話をしたらだいぶ引かれたので、やっぱり義姉にはしなくてよかったかもしれない。